「TOEICのスコアが、700点台で停滞してしまって、なかなか800点の壁を越えることができない…」というあなたへ。
正直なところ、私は800点の壁というものはあまり感じることなく、突破することができてしまいました。
しかし、700点台のときと800点台のときでは、英語に対する感覚が大きく違ったことは事実です。
おそらく、この「違い」が、いわゆる「壁」なのだろうと考えられます。
そこで今回は、こういった私の経験も踏まえて、TOEICで700点台から800点の壁を越えるための勉強法について、お話していきたいと思います。
TOEICで800点の壁を越えられない原因を考察してみた!
800点の壁を越える勉強法を考えるにあたっては、原因がわかれば、勉強法も自ずとわかってくるはずです。
まずは、その壁の原因となっているものを探っていきたいと思います。
勉強時間が足りていない
まず、1つ目の800点の壁を越えられない原因として、勉強時間が足りていないことが考えられます。
実は、このことは、データが示しています。
出典:英語活用実態調査[企業・団体 ビジネスパーソン]2019
こちらは、TOEICの点数別に1週間あたりの勉強時間を調査したものです。
これを見ると、
- 800点未満の人…およそ2.7時間
- 800点以上の人…およそ6時間
となっています。
すなわち、800点以上の人のほうが、2倍以上勉強時間が長いということです。
出典:A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success
もう1つ、こちらは、スコアを上げるのにどれだけの勉強時間がかかるのかを研究した結果です。
これを見ると、
- 350点から750点まで100点ずつ上げるのに必要な時間…225時間
- 750点から850点に100点上げるのに必要な時間…275時間
となっています。
つまり、800点を越えるときには、それまでよりも20%以上多くの勉強時間がかかるということです。
したがって、800点を越えるには、1日あたりの勉強時間を長くして、かつ合計でもそれまで以上に勉強をする必要があるということになります。
ですから、800点をなかなか越えられない場合には、まずは勉強時間が十分なのか確認してみましょう。
私自身、900点を越えるまで、平均すれば毎日2時間以上の勉強はしていたことになりますね。
苦手なパートがある
2つ目の800点の壁を越えられない原因としては、苦手なパートがあることが考えられます。
700点であれば、もし苦手なパートがあったとしても、得意なパートでカバーすることもできます。
700点を取るには、おおよそ75%くらいの正答率が求められます。
仮に、リスニングとリーディングで350点ずつ取るとしましょう。
極端な例ですが、もしPart1・2が得意で全問正解できたとしたら、Part3・4は64%の正答率でもクリアできます。
同じように、もし短文穴埋め問題で全問正解できたとしたら、長文問題は57%の正答率でOKです。
ところが、800点となると、そう簡単にはいかなくなります。
800点を越えるには、85%くらいの正答率が求められます。
やはり、仮にリスニングとリーディングで400点ずつ取るとしましょう。
すると、先程と同じように、もしPart1・2が全問正解できた場合でも、Part3・4は78%の正答率が必要になってきます。
また、もし短文穴埋め問題で全問正解できたとしても、長文問題は74%の正答率が必要になります。
78%や74%も正答しなければいけないとなると、苦手なパートとは言ってられませんよね。
このように、800点を越えるためには、苦手なパートがあると相当厳しいということがお分かりになるでしょう。
いま振り返っててみると、確かに800点を越えるころには、特別に苦手意識を持ったパートはなくなっていたように思います。
速さと正確さを両立できていない
3つ目の800点の壁を越えられない原因としては、速さと正確さを両立できていないことが考えられます。
この速さと正確さを両立できていないと、速さを意識した場合には、全体はなんとなく理解できるものの、細かい部分の理解があやふやになってしまうため、結果として誤答につながります。
逆に、正確さを意識すると、丁寧に読んだり聞いたりしている部分の正答率は高くなっても、最後まで解き終えることができなかったり、音声のスピードについていけずに、点数が伸びないということになってしまうわけです。
理想は、当然速く正確に読めたり聞けたりするようになることです。
しかし、それに加えて、
- 解答に関係する部分は丁寧に
- 解答に関係しない部分は速く
というふうに、メリハリをつけることができるスキルを身につけることも重要です。
私も、800点を越えるころには、なんとなく解いている問題はなくなっていましたし、問題も最後まで解けるようになっていましたね。
TOEICで800点の壁を越えるための勉強法とは?
それでは、先程までお話してきた、800点の壁となっている原因を踏まえて、800点の壁を越えるための勉強法について、お話していくことにします。
毎日2時間以上勉強する
800点の壁を越えるためには、毎日2時間以上勉強するようにしましょう。
700点台が取れているということは、ある程度の単語や文法の知識は身についているはずです。
つまり、土台はできているわけですから、あとは英語に触れる時間の割合を増やすようにすれば、自ずと英語力は上がっていくでしょう。
また、TOEICのテストに対する体力をつけるためにも、実際のテストに近いかたちで問題を解いていく訓練もしていかなくてはなりません。
そうなると、ある程度まとまった時間の勉強が必要となります。
ですから、やはり毎日2時間以上の勉強時間は確保したいところです。
ある著名なTOEICの講師は、「毎日2時間も勉強していないのに、テストのときの2時間を耐えられるはずがない」という趣旨のことを語っています。
単語と文法をしっかりと押さえる
単語と文法は、すべてに関わってきますので、ここでもしっかり勉強しましょう。
単語は、レベル別の単語帳で勉強しているケースもあると思います。
しかし、800点を越えるためにはそういったレベルは関係なく、その単語帳に載っている単語をすべて覚えるようにしましょう。
また、単語を見たり聞いたりした際に、2~3秒かかって思い出しているようでは、あまり役に立ちません。
即座に意味が浮かんでくるような瞬発力も鍛えることが必要です。
文法は、TOEICに出るものでは曖昧な項目がなくなるくらいまで、徹底的に勉強しましょう。
加えて、実際に文法問題を解く際には、その解答時間も意識するようにしましょう。
- 文法知識から解ける問題はなるべく速く
- 文脈を踏まえる問題はしっかり意味を取って
というふうに、メリハリをつけることも重要です。
文法に限った話ではありませんが、なんとなく回答しているようでは800点を越えることはできないと心得るべきでしょう。
模試を6セットくらい徹底的にやり込む
800点を越えるためには、模試を6セットくらい徹底的にやり込むことをおすすめします。
6セットくらいをこなせば、TOEICのほとんどの問題パターンは網羅できますし、自然と覚えてきます。
ですので、本番のテストの際に面食らうようなことはなくなりますし、解ける問題も多くなってきます。
そして、最も大事なのが、解いたあとの復習です。
模試の題材を利用して、繰り返し徹底的にトレーニングしていきましょう。
具体的には、
- リスニング
- ディクテーション
- オーバーラッピング
- シャドーイング
- リーディング
- 精読
- 音読
- 速音読(速いスピードで音読すること)
などといったものです。
これらのトレーニングを通して、速くかつ深くまで英語を理解できるようにしていきましょう。
地道なトレーニングですが、英語力を向上させるには、結局はこれらが最も有効です。
苦手なパートの対策をする
800点の壁を越えるためには、苦手なパートの対策もしていきましょう。
具体的な勉強法としては、先ほどまでお話してきた勉強やトレーニングを、さらに根気よく続けていくしかありません。
勉強するときには、ついつい得意なパートの勉強をしてしまいがちになります。
700点くらいならば、勉強に対するモチベーションを上げるためにも、それでも構わないでしょう。
しかし、800点を越えるとなると、そうも言ってられません。
苦手なパートも避けずに立ち向かう勇気を持って、積極的かつ重点的に取り組んでいくことも必要です。
得意とまでは言えずとも、少なくとも苦手なパートはなくなるようにしていきましょう。
TOEICで800点の壁を越えるための勉強を実践できるのか不安なら…
ここまで、800点の壁を越えるための勉強法についてお話してきました。
ですが、これらを実際に実践できるかどうか、不安に思ってしまったかもしれません。
確かに、ひとりでこういったかたちで勉強をしていくのには、かなりの精神力が必要になるでしょう。
そんな場合には、コーチングのサービスを利用して、ほかの人の手を借りるのも1つの方法です。
もし、あなたがコーチングのサービスの利用をお考えならば、私が一番におすすめしたいのは、
スタディサプリTOEICパーソナルコーチプラン
です。
かく言う私も、実際にこのスタディサプリTOEICパーソナルコーチプランを受講して、TOEICのスコアを800点台に乗せる土台をつくることができました。
なぜスタディサプリTOEICパーソナルコーチプランがおすすめなのか?
専属のコーチのサポートが勉強の継続につながる
800点の壁を越えるための一番の課題は、「毎日2時間以上の勉強を継続することができるか?」というところではないでしょうか。
その点で、スタディサプリTOEICパーソナルコーチプランの専属のコーチのサポートは、非常に大きいです。
まず、毎日、コーチに勉強時間や勉強内容などの報告をしなくてはなりません。
これが、勉強することに対しての強制力としてはたらきます。
次に、その報告に対して、コーチから必ず返信があることです。
このことで、「いつも自分の努力を見守ってくれている人がいる」と感じることができ、モチベーションの維持に大きく役立ちます。
また、勉強を続けていると、何かに躓いてしまったり、不安になってしまったりすることもあるでしょう。
そうした際にも、コーチからアドバイスや励ましの言葉をもらうことができるので、立ち止まることなく勉強を継続することができます。
このように、コーチが伴走してくれることで、勉強を続けやすい環境が整えられています。
さらに、コーチからは、このほかにも、
- 学習の進捗や理解度に応じた独自の学習プランの作成
- 具体的な勉強法についてのアドバイス
- 理解できない箇所に対しての指導
など、さまざまなサポートがあります。
正直なところ、私は、コーチの存在がなければ、勉強を継続できていたかどうかわからなかったと思っています。
それほどまでに、コーチのサポートは大きいものでした。
なお、コーチのサポート内容に関して、さらに詳しくはこちらの記事をご覧ください。
各種の勉強やトレーニングが簡単にできるコンテンツとツールがすべて用意されている
スタディサプリTOEICパーソナルコーチプランでは、スタディサプリTOEICのすべてのコンテンツを利用することができます。
まず、単語については、「TEPPAN英単語」というコンテンツがあり、800点はもちろんのこと、900点以上にも対応できる単語帳が用意されています。
このコンテンツは、アプリの特性を最大限に活かしており、非常に暗記がしやすいツールになっています。
なお、「TEPPAN英単語」について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
続いて、文法についてですが、こちらは「パーフェクト講義-英文法編」というコンテンツがあり、すべての内容に動画講義がついています。
また、各パートについては「パーフェクト講義」というコンテンツがあり、やはりすべての内容に動画講義がついています。
このため、苦手な分野についても、直接講義を受けているようなかたちで解決することができます。
さらには、「実践問題集」と「実践問題集NEXT」というコンテンツがあり、こちらでは模試形式で合計すると20セットの問題が掲載されています。
ですから、勉強する問題が足りなくなることは、ほぼ考えられません。
そして、それぞれのコンテンツには、各種のトレーニングのためのツールが用意されています。
このツールでは、
- ディクテーション
- オーバーラッピング
- シャドーイング
- 音読
- 速音読(スピード音読)
といったさまざまなトレーニングを簡単に行うことができます。
これらのトレーニングツールがあったことで、非常に勉強の効率が上がりました。
私の個人的な感想としては、これらのツールの存在こそが、TOEICのスコアを押し上げてくれたと考えています。
このように、スタディサプリTOEICのパーソナルコーチプランでは、各種の勉強やトレーニングが簡単にできるコンテンツやツールがすべて用意されているため、効率的に勉強をすすめることができます。
なお、スタディサプリTOEICのコンテンツについて、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
このように、スタディサプリTOEICのパーソナルコーチプランには、TOEICで800点の壁を越えるために必要なもののすべてが用意されています。
あなたも、TOEICで800点の壁を越えたいとお考えならば、
ぜひスタディサプリTOEICのパーソナルコーチプランの利用をおすすめしたい
と思います。