こんにちは。
当サイト管理人のゆうまです。
スタディサプリTOEICの公式テキスト購入ページには、
- 「TOEICスコア、さらに+30点」
- 「満足度98%」
などといった文言が記載されています。
ですが、スタディサプリTOEICのベーシックプランでの学習は、基本的にはすべてアプリ上で行うことができるという建て付けとなっています。
実際のところ、スタディサプリTOEICで学習を進めるにあたって、テキストを購入する必要はあるのでしょうか?
こちらでは、スタディサプリTOEICで用意されているテキストの種類とその内容について解説するとともに、テキストの必要性とテキストに関してのメリットとデメリットについて、実際にスタディサプリTOEICで学習した管理人の考えをお話したいと思います。
【結論】スタディサプリTOEICのテキストは必要か?
パーフェクト講義(英文法編を含む)のテキストは必要か?
英文法編を含むパーフェクト講義のテキストは、言わば「TOEICの参考書」という位置づけになります。
ですから、英語やTOEICに関して、かなりの知識や実力を持っている800点を超えるような上級者には必要ないでしょう。
ですが、それに満たない初級者~中級者には、決して必須とまでは言わないものの、テキストを活用して学習することをおすすめしたいと考えます。
実戦問題集・実戦問題集NEXTのテキストは必要か?
実戦問題集と実戦問題集NEXTは、「TOEICの模試を兼ねた問題集」という位置づけになります。
実戦問題集と実戦問題集NEXTを単なる問題集と捉えて利用するのであれば、テキストがどうしても必要というわけではありません。
ですが、実戦問題集と実戦問題集NEXTを模試としても利用するのであれば、テキストは必須となります。
また、最近は、実戦問題集と実戦問題集NEXTにおいても動画講義の数が増えているため、やはり初級者~中級者には、テキストを活用することをおすすめしたいです。
なお、管理人の個人的な意見としては、実戦問題集と実戦問題集NEXTは、せっかく本番のテストと同じ形式になっているので、ぜひテキストを活用して、模試としても利用することを強くおすすめします。
スタディサプリTOEICで用意されているテキストの種類は?
スタディサプリTOEICのアプリには、
- パーフェクト講義
- TOEICの頻出問題パターンごとに解答ポイントを学習するコンテンツ
- 実戦問題集・実戦問題集NEXT
- 実際のTOEICテストと同じ構成・問題数で作成されている問題集
- TEPPAN英単語・英熟語
- TOEIC頻出の単語・熟語を目標スコア別にまとめた単語集(計1500語)・熟語集(530語)
- パーフェクト講義-英文法編
- TOEIC頻出の文法事項をピックアップして解説するコンテンツ
- 基礎講座
- TOEIC学習の前に抑えておきたい文法・英単語などを学べるコンテンツ
といったコンテンツがあります。
このうち、テキストが用意されているのは、
- パーフェクト講義
- パーフェクト講義-英文法編
- 実戦問題集
- 実戦問題集NEXT(2022年より)
の4つのコンテンツです。
ちなみに、TEPPAN英単語は、一般の書籍として市販されています。
スタディサプリTOEICのテキストの内容は?
パーフェクト講義
パーフェクト講義のテキストは、
- リスニングPartセット
- Part1&2
- Part3&4
- リーディングPartセット
- Part5&6
- Part7
の2セットで計4冊ありますが、内容の構成はすべて同じです。
パーフェクト講義のコンテンツは、それぞれのパートによって付随するトレーニングが若干異なりますが、1つの学習テーマに対しては、基本的に、
- 例題+解説
- 例題の動画講義
- 演習+解説
という構成が軸になっています。
これに則したかたちで、パーフェクト講義のテキストも、
- 例題+解説
- 例題の動画講義の書き起こし
- 演習+解説
と、コンテンツの構成に対応して作成されています。
記載されている内容は、アプリのコンテンツとほぼ同じです。
なお、問題などの音声については、専用サイトから無料でダウンロードすることが可能です。
ただし、アプリでは「演習」のいくつかに動画講義がありますが、それらについての書き起こしはありません。
パーフェクト講義-英文法編
パーフェクト講義-英文法編のテキストは、1と2の2冊セットになっています。
2冊に分かれてはいますが、構成に違いはなく、上巻と下巻といった感じです。
パーフェクト講義-英文法編のコンテンツは、1つの学習テーマごとに、
- チェック問題+解説
- チェック問題の動画講義
- 問題演習+解説
という流れで進んでいきます。
これに対して、パーフェクト講義-英文法編のテキストも、
- チェック問題+解説
- チェック問題の動画講義の書き起こし
- 問題演習+解説
と、コンテンツと完全に一致したかたちになっています。
記載されている内容は、アプリのコンテンツとまったく同じです。
実戦問題集・実戦問題集NEXT
実戦問題集と実戦問題集NEXTのテキストは、アプリのコンテンツと同様に、それぞれVol.1~10の10冊、合計で20冊が用意されています。
各テキストは、
- 問題のセクション
- 解答・解説のセクション
から成り立っています。
解説の内容は、アプリとまったく変わりません。
こちらも、問題などの音声については、専用サイトから無料でダウンロードすることができます。
こちらもパーフェクト講義と同様で、アプリでは「問題」のいくつかに動画講義がありますが、それらについての書き起こしはありません。
スタディサプリTOEICのテキストを購入するメリットとデメリットは?
スタディサプリTOEICのテキストを購入するデメリット
追加の費用がかかる
まず、追加の費用がかかるということが挙げられます。
スタディサプリTOEICの料金のなかには、テキスト代は含まれていません。
ですので、テキストを入手するには、別途購入しなければならなくなります。
スタディサプリTOEICの料金のほかに追加の費用を払うことに対しての費用対効果を、どのように考えるかですね。
内容はアプリと同じ
次に挙げられるのが、内容はアプリと同じということです。
先程、テキストの説明のところでもお話をしましたが、テキストの内容はアプリとまったく一緒です。
とすると、「アプリがあれば、テキストはいらないんじゃない?」という考えも、当然出てくると思います。
ただ、アプリとまったく同じだからこそ価値があるという考えもあります。
この点については、次のメリットの項でお話します。
「スマホ1台で」という便利さがなくなる
最後に、「スマホ1台で」という便利さがなくなるという点を挙げたいと思います。
スタディサプリTOEICの大きな長所の1つが、すべての学習がアプリ1台でできるということでしょう。
それが、テキストも使うとなると、その長所がなくなってしまいます。
また、スタディサプリTOEICのテキストは、それほど大きいものではありません。
ですが、それでも持ち運ぶとなると荷物が増えてしまうことには変わりがありませんので、「スマホ1台で」という便利さは失われてしまいます。
ただ、テキストの必要性は別としても、スマホ1台「だけ」でスタディサプリTOEICの良さのすべてを引き出すことは、難しいと思います。
場面ごとでさまざまな使い方をすることで、スタディサプリTOEICの機能を最大限に活かせると考えます。
スタディサプリTOEICのテキストを購入するメリット
動画講義を文字で確認できる
パーフェクト講義のテキストには、動画講義の内容が書き起こされています。
ですので、動画講義を観たあとで、講義内容を文字で確認できます。
管理人自身がそうなのですが、動画講義を観ているときは「なるほど!」と思うのですが、それはその瞬間だけで、すぐに頭から消えてしまうことはよくありますよね。
なので、動画講義を文字でも確認できることは、非常にありがたいです。
「だから、ノートを取るんじゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、それについては次項でお話をします。
ノートを取る必要がない
パーフェクト講義のテキストには、動画講義の内容が書き起こされていますから、テキストがあればノートを取る必要がありません。
なかには、「動画講義を観るだけで十分」という方もいるかもしれません。
ですが、ほとんどの方は、動画講義を観ながらノートを取っておかないと、あとあと復習する際に困ってしまうのではないでしょうか。
しかし、そうなると、今度はノートを取ることに一生懸命になってしまい、動画講義の内容を理解することが疎かになってしまう恐れがあります。
その点において、テキストに書き起こしがあることがわかっていれば、余計なことは考えずにより集中して動画講義を観ることができますから、理解も深められると考えられます。
書き込むことができる
テキストがあれば、書き込みをすることができます。
スタディサプリTOEICは、すべての学習がアプリ1台で完結できることが便利な理由の1つなのですが、その反面としてチェックをつけたり書き込んだりすることができません。
しかし、テキストがあれば、自由にメモを書き込んだりすることができます。
例えば、動画講義の書き起こしにマーカーを引いたり補足事項を書き込むだけで、自分だけのオリジナルの参考書を作り上げることができるでしょう。
加えて、付箋なども貼ることができますから、学習効率はかなり上がりますね。
復習しやすい
これまでお話したの3つのメリットのまとめのようなかたちにもなってしまいますが、テキストがあれば、復習がしやすくなります。
書き起こしや各問題の解説の必要な箇所に、付箋を貼ったり書き込みなどをしていけば、復習の際に効率が上がることは間違いありません。
また、動画講義の書き起こしがありますから、いちいち動画講義を探したり、何度も視聴する必要がなくなり、再確認したい箇所の書き起こしだけを確認すれば良いことになりますね。
リーディング(Part6・7)の問題が解きやすい
テキストを利用したほうが、Part6やPart7といった長文のリーディングの問題が解きやすいです。
スタディサプリTOEICは、基本的にスマホ用に設計されたアプリですが、スマホで使ううえでは、どうしても画面の大きさの制限が出てきます。
リスニング問題や文法問題ではさほど問題にはなりませんが、長文のリーディング問題になると、字が小さくなっていたり1行が短くなっていたりして、問題が見にくくなるケースがあります。
加えて、ダブルパッセージやトリプルパッセージの問題では、パッセージ間を行き来することが難しく、読みづらさや解きづらさがさらに顕著になります。
ちなみに、スタディサプリTOEICはパソコンでも利用することができますが、基本的な画面構成はスマホと同様であるため、多少は文字が大きくなるものの、見づらさはさほど変わらない、というのが私の印象です。
復習などにおいては、アプリを利用するのも有効とは思いますが、初見で実際に時間を測って問題を解くのであれば、テキストを利用したほうがより実践的なかたちで学習することができると思います。
ほかのTOEIC学習用のアプリでも、必ず起きてしまう問題ですね。
スマホで学習するうえでは、避けられない問題なのかもしれません。
契約期間終了後や解約後も学習できる
テキストがあれば、スタディサプリTOEICの契約期間終了後や解約後も学習を続けることができます。
スタディサプリTOEICのアプリは、契約期間中しか利用することができず、契約期間が終了したり契約を解約してしまうと、その後は利用することができません。
ディクテーションやシャドーイングなどのトレーニング機能を利用することができなくなるだけでなく、問題や解説を見ることすらできなくなってしまいます。
しかし、テキストがあれば、契約期間終了後や解約後も学習を続けることは十分可能になります。
また、無料で音声のダウンロードもできますから、やろうと思えば擬似的にトレーニングもできますね。
せっかく1度学習したのであれば、少なくとも復習くらいはできないと、もったいないですよね。
模試として活用できる
実戦問題集と実戦問題集NEXTについての話になりますが、テキストを購入することの最大のメリットは、模試として活用できる点です。
実戦問題集と実戦問題集NEXTの特徴は、実際のTOEICと同じ問題数・問題構成になっていることです。
これを模試として使わない手はありません。
確かに、スタディサプリTOEICのアプリだけでも、実戦問題集の問題自体は解くことができます。
しかし、アプリではあくまでも1問(1セクション)ずつ解いていくかたちになっているため、すべての問題を時間を測って通しで解くことは不可能です。
なので、実戦問題集や実戦問題集NEXTを模試として利用するには、テキストが絶対に必要になります。
また、実戦問題集と実戦問題集NEXTには、予測スコアの対応表も付いており、その時点での実力を測ることができます。
随時自分の実力を測って自分の実力を把握しておくことは、学習を進めたり学習計画を立てるうえで非常に大切なことです。
また、本番と同様に実際に2時間かけて全体を通して問題を解くことは、集中力やタイムマネジメントの観点からも、とても重要です。
スタディサプリTOEICのテキストの購入方法は?
今回、私が実際に購入してみましたので、その手順や経過をご紹介します。
現在スタディサプリTOEICを使っているならば、アプリのあちらこちらにテキストの販売ページに遷移するボタンが用意されています。
スタディサプリTOEICの契約をしていない場合でも、こちらから販売ページにジャンプできます。
なお、場合によっては、以下のようにリクルートIDでのログインを求められることもあります。
こちらが、スタディサプリTOEICのテキストの販売ページです。
こちらから、購入するテキストを選ぶと、商品の詳細画面になります。
ここで「商品を注文する」ボタンを押すと、「お届け先の入力」に移りますので、各項目を入力していきます。
入力が完了したら、確認画面に移ります。
問題がなければ、支払い方法の入力に移ります。
まず、ポイントをどれだけ使って購入するかを入力します。
続いて、支払い方法の入力です。
支払いは、クレジットカードで決済します。
以前に支払いを行っている場合には、既にクレジットカード情報が登録されているので、それを選択します。
また、以前に支払いがない場合や別のクレジットカードを利用する場合には、別途クレジットカード情報を入力します。
なお、カードによっては、分割払いも可能です。
入力が終わったら、注文内容の確認画面に移ります。
内容に問題がなければ、注文を確定します。
これで、注文が完了になります。
今回のケースでは、その後わずか2日でテキストが到着しました。
スタディサプリTOEICのテキストの価格は?
スタディサプリTOEICのテキストの価格は、それぞれ以下の通りととなっています。
料金 | ||
---|---|---|
リスニングPartセット | 2,420円 | |
リーディングPartセット | 2,420円 | |
パーフェクト講義-英文法編 | 2冊セット | 2,420円 |
実戦問題集(Vol.1~10) | 各Vol. 1冊 | 1,320円 |
実戦問題集NEXT(Vol.1~10) | 各Vol. 1冊 | 1,320円 |
ただし、まとめ買いをすると割引になることがあります。
また、随時キャンペーンを行っており、その際にも割引価格で購入することが可能です。
なお、すべてのテキストについて、冊数にかかわらず、送料は無料となっています。
価格の相場感ですが、市販の参考書などの価格を考えれば、妥当なところなのではないでしょうか。
スタディサプリTOEICをテキストだけで学習するのはアリ?
スタディサプリTOEICのテキストは、スタディサプリTOEICを利用していなくても購入することができます。
そうすると、
「テキストには、動画の書き起こしや問題と解説がついているのだから、スタディサプリTOEICの有料会員にならなくても、テキストだけあれば学習できるんじゃないの?」
という声が聞こえてきそうですね。
しかし、実際にスタディサプリTOEICで学習した管理人としては、あまりおすすめできません。
テキストだけではコスパがあまり良くありませんし、スタディサプリTOEICのメリットを半分も享受できないでしょう。
スタディサプリTOEICは、
- ディクテーション
- シャドーイング
- スピード音読
などのトレーニングに簡単に取り組むことができるのが、最大の魅力と言えるからです。
スタディサプリTOEICのテキストは、アプリを補完するものでしかありません。
学習の中心は、あくまでもスタディサプリTOEICのアプリです。
まとめ
以上、スタディサプリTOEICのテキストの必要性について、メリットとデメリットを交えながら解説してきました。
個人的には、スタディサプリTOEICで学習するにあたっては、テキストがあったほうが、いろいろと便利なことは多いと感じています。
ですが、本当に必要かどうかは人によっても変わってくるでしょうし、そのあたりは実際にスタディサプリTOEICで学習してみての肌感覚のようなものでしか、わからないことなのかもしれません。
そう考えると、とにかくスタディサプリTOEICを使って学習してみないことには、テキストの必要性について判断できないのではないかと思います。
テキストの購入については今すぐに判断しなければいけないことではありませんので、まずは7日間の無料お試しで、実際にスタディサプリTOEICに触れてみるのが良いのではないでしょうか?