こんにちは。
当サイト管理人のゆうまです。
スタディサプリTOEICを始めたいけど、うまく勉強を進めることができるか、不安に思っているあなたへ。
スタディサプリTOEICは優れた学習ツールですが、一方でツールに過ぎないことも確かです。
ツールは正しく使うことができなければ、どんなに良いものでも、その効果を発揮することはできません。
私は、スタディサプリTOEICを使うことによって、3カ月で500点台から700点台へと、大きくスコアを伸ばすことができました。
また、スタディサプリTOEICで合計で500時間以上勉強してきましたので、各機能を使いこなしてきた自負もあります。
こちらでは、そのような私の経験も踏まえて、スタディサプリTOEICの正しい勉強の進め方について、お話していきたいと思います。
スタディサプリTOEICの正しい進め方を解説するうえでの前提
ですが、スタディサプリTOEICの正しい進め方というのは、あなたの現在の英語力や置かれている環境によって変わってしまいます。
そのすべてのパターンについてお話していくのは、残念ながら現実的に不可能です。
なので、ここでのスタディサプリTOEICの正しい進め方に関しては、私の経験も参考にするために、
- 現在のTOEICのスコアが、400~550点くらい
- 3カ月の期間
- 毎日1日2時間の勉強時間
ということを前提として、お話を進めていきたいと思います。
ちなみに、TOEICの400~550点くらいというのは、TOEICのIPテストの大学生や社会人の平均点に近いスコアです。
スタディサプリTOEICの正しい勉強の進め方
スタディサプリTOEICの4つの軸
スタディサプリTOEICのコンテンツには、
- 単語
- 文法
- パート別対策
- 問題演習
という4つの軸があります。
スタディサプリTOEICでは、それぞれの軸を並行して勉強を進めていきます。
以下では、それぞれの軸とコンテンツの関係と、それぞれの軸の勉強の進め方について、お話していきます。
「単語」の勉強の進め方
スタディサプリTOEICの単語の勉強は、3カ月間ずっと続けていきます。
単語は、英語理解のまさに土台となるものですから、しっかり勉強していきましょう。
勉強時間は、1日あたり30分程度を目安にしてください。
コンテンツとしては、
- 基礎英単語
- TEPPAN英単語
の2つを使います。
まず、基礎英単語ですが、こちらは本当に初歩のレベルの単語ばかりが収録されています。
ですので、余程単語力に自信がない場合にのみ使う程度で良いでしょう。
したがって、スタディサプリTOEICの単語の勉強の中心になるのは、TEPPAN英単語になります。
TEPPAN英単語には、目標スコアごとに、
- 目標600点…750語
- 目標730点…340語
- 目標860点…230語
- 目標990点…180語
の合計1500語が収録されています。
これを、1週間単位で100~200語ずつ暗記していきます。
注意点としては、例えば「1日20語ずつ覚えて、1週間で140語」というのではなく、「毎日140語を1週間ずっとみていく」というかたちで進めていくようにしましょう。
なお、単語は数多く覚えれば覚えるほど良いですから、目指すスコアに関わらず、最低でも860点レベル、できれば990点レベルまで進めたいところです。
そうなると、具体的には、まずは、
- 目標600点…4週
- 目標730点…2週
- 目標860点…2週
というスケジュールで、2カ月勉強していきます。
そして、残りの1カ月で、
- これまでの復習
- (できれば)目標990点の単語の学習
をしていくかたちになります。
完成レベルとしては、
「その単語を見る、もしくは聞いたら、即座(遅くとも1秒以内)に意味を思い浮かべることができる」
というところを目指しましょう。
ただ、残念ながら、単語は覚えた先から忘れていってしまうものです。
これを解決するには、何度も反復するしかありません。
一度覚えたと思っても、時間が経ったら必ず復習して、覚えているか確認するようにしましょう。
特殊な能力を持った人でないならば、1回で覚えることはできないほうが普通です。
「単語は忘れるもの」とある意味諦めて、何度も何度も復習するようにしましょう。
なお、TEPPAN英単語の詳しい機能については、こちらの記事をご覧ください。
「文法」の勉強の進め方
スタディサプリTOEICの文法の勉強は、最初の1カ月くらいで一旦終わらせて、その後は適宜復習していきます。
TOEICにおける文法の勉強というと、Part5やPart6の文法問題の強化と考えがちです。
もちろんそれも重要なのですが、そもそも文法がわからなければ、英語を聞いて理解することも読んで理解することもできません。
このように、文法は単語と並んで英語理解の土台となる部分ですから、早い段階で文法の知識を押さえておきましょう。
勉強時間は、やはり1日あたり30分程度を目安にしてください。
コンテンツとしては、
- 基礎英文法
- パーフェクト講義-英文法編
の2つを使います。
まずは、基礎英文法です。
400~550点くらいのレベルですと、基礎的な文法事項でも、あやふやだったり抜けてしまったりしている部分があると思われます。
アニメーションによる動画講義もあってわかりやすいですし、全部学習しても1週間もあれば終わりますので、こちらをまず最初にやっておきましょう。
基礎を一通り押さえたら、パーフェクト講義-英文法編に進みます。
問題を解く形式にはなっていますが、ここでは問題の正解・不正解は重要ではありません。
- 問われている文法事項を理解できているか?
- 選択肢の正解・不正解の理由が文法的に説明できるか?
など、文法自体を理解することに重点を置きましょう。
すべての問題について、文法的に解説ができるようになることが、完成レベルとなります。
なお、パーフェクト講義-英文法編は全部で53レッスンありますから、1日2レッスンずつ進めれば、ほぼ4週間で終わります。
先程の基礎英文法が1週間で終わるとすれば、合わせて約5週間となり、1カ月ちょっとで終わる計算になります。
その後は、タイミングを見計らいながら、特に苦手な文法事項の復習を定期的に行っていきましょう。
なお、スタディサプリTOEICの文法講座について、詳しくは以下のページをご参照ください。
「パート別対策」の勉強の進め方
スタディサプリTOEICのパート別対策の勉強は、2カ月くらいで終わらせます。
こちらでは、パートごとに頻出の問題パターンを押さえながら、本格的にTOEICに対応したリスニングやリーディングの勉強をしていき、このあとの問題演習につなげていきます。
勉強時間は、文法の勉強との兼ね合いを見ながら、1日あたり60~90分程度を目安にするのが良いでしょう。
コンテンツとしては、
- パーフェクト講義
を使って進めていきます。
パーフェクト講義の進め方としては、1日2~3レッスンずつ勉強していくのが、丁度良いペースだと思います。
そうすると、1レッスンあたりの勉強時間の目安は、30分程度ということになります。
なお、リスニングパートとリーディングパートを並行して勉強していくのが、バランスが良いです。
勉強していく順番は、リスニングは、
- Part1
- Part2
- Part3
- Part4
リーディングは、
- Part5
- Part6
- Part7
と、出題順通りで良いでしょう。
ただし、リスニングパートのほうがレッスン数が多いため、そのあたりは適宜調整してください。
パーフェクト講義も、問題を解く形式にはなっていますが、やはりポイントとなるのは解答の正誤ではありません。
ここでの目的は、
- 1つは、TOEICの問題の頻出パターンに慣れること
- もう1つは、問題を題材にして、各種のトレーニングを行うこと
です。
特に、
- ディクテーション
- シャドーイング
- スピード音読
といった手や口を動かすトレーニングは、勉強法として英語力自体の向上を図るために非常に重要です。
ただレッスンをこなしていくのではなく、これらのトレーニングの出来映えにも目を向けるようにしましょう。
そして、トレーニングを含めた英語の勉強法を自分のものにしていきましょう。
ここで自分なりの勉強法を確立できれば、英語学習においては一生モノとなります。
なお、パーフェクト講義について、詳しくは以下のページをご参照ください。
また、ディクテーション機能とシャドーイング機能について、詳しくは以下のページをご参照ください。
「問題演習」の進め方
文法とパート別対策が一通り終わったら、問題演習へと進んでいきます。
ですので、3カ月目は、この問題演習が勉強の中心になってきます。
3カ月目ですと、ほかには毎日の単語の勉強と随時の文法の復習しかなくなりますので、勉強時間は60~90分程度取ることができるでしょう。
コンテンツとしては、
- 実践問題集
- 実践問題集NEXT
を使って進めていきます。
ここでの目的は、
- 模試として利用して、
- 2時間のテストに慣れる
- その時点での実力を測る
- 問題を題材にして、各種のトレーニングを行う
ことです。
まず、模試としての利用ですが、実践問題集・実践問題集NEXTともに、TOEICの本番テストと同様に200問の形式になっていますし、予測スコアの対応表もついています。
ですので、これを模試として使わない手はありません。
別売りにはなりますが、テキストを購入して、模試として活用しましょう。
模試を行うタイミングと回数ですが、
- 勉強を始める前の一番初め
- 2カ月目の終わり
- 3カ月目に2回
の合計4回くらいは行いたいところです。
このくらい行えば、2時間のテストにも慣れるでしょう。
また、勉強の成果もわかるので、モチベーションの向上にもつながります。
逆に、「実践問題集と実践問題集NEXTで合わせて20回分あるのに、4つしかやらないの?」という声も聞こえてきそうです。
確かに、上級者であれば、ひたすら問題演習をするというのも、一つの方法でしょう。
しかし、400~550点くらいのレベルならば、やみくもに新しい問題を解いていくことはおすすめしません。
それよりも、1つの問題を使ってじっくりと復習し、しっかりとトレーニングに取り組んでいくことによって、英語力の土台を作っていくべきです。
そしてそのことが、結局はTOEICのスコアアップにつながっていきます。
そういった理由から、3カ月という期間であれば、4回程度の模試を解くのがちょうど良いと思います。
自分に合った進め方で学習するならスタディサプリTOEICパーソナルコーチプラン!
ここまでお話してきたスタディサプリTOEICを使った勉強の進め方は、かなり現実的な分量とスケジュールです。
そして、私もだいたいこれと同じように勉強を進めていって、スコアを伸ばすことができました。
なので、自信を持っておすすめできる勉強の進め方ではあります。
しかし、一方で、最初にお話したように、
- 現在のTOEICのスコアが、400~550点くらい
- 3カ月の期間
- 毎日1日2時間の勉強時間
ということを前提とした場合のベストと思われる進め方ですので、あくまでも一例に過ぎないとも言えます。
実際のところ、
- そのときの英語力
- 得意な分野や苦手な分野
- 勉強に費やすことのできる時間
など、条件や状況はさまざまですから、人によって最適な勉強の進め方は異なるはずです。
また、400~550点レベルの場合ですと、自分にとってベストな勉強の進め方はわからないでしょう。
ですから、実際にスタディサプリTOEICで勉強を始めても、「この進め方で良いのだろうか…」と立ち止まってしまう場面が出てくると思います。
そのようなことに時間を費やしてしまうのは、非常にもったいないです。
なので、自分にとってベストな進め方で勉強をするならば、プロから指導を受けるのも一つの手でしょう。
もしプロからの指導を受けるのであれば、私はスタディサプリTOEICのパーソナルコーチプランを是非ともおすすめします。
パーソナルコーチプランでは、専属のコーチが、あなたのその時点でのさまざまな状況を考慮しながら、最適な学習計画を1週間ごとに作成してくれます。
ですので、あなたは、進め方などを考える必要はなく、ただ学習計画に従って勉強をしていくだけです。
実は、私も、パーソナルコーチプランを受講していました。
先程までお話してきたスタディサプリTOEICの進め方も、その際にコーチが作成してくれた学習計画を基にして考えたものです。
こちらの記事をご覧いただけるとわかるのですが、私の場合も、専属コーチが私だけのために学習計画をさまざまカスタマイズしてくれました。
なので、途中で迷ったりすることなく、勉強を進めることができました。
スタディサプリTOEICを使って、TOEICのスコアアップを達成したいとお考えのあなたへ。
スタディサプリTOEICを正しい方法で活用して、その成果を確実なものにするために、ぜひともパーソナルコーチプランを受講することをおすすめします。